「都市政策」バックナンバーを見る
「都市政策」最新刊を見る
 

第143号(平成23年4月1日号)

特    集
「第5次神戸市基本計画 新たな神戸づくり」

神戸市では、1965年(昭和40年)から4次にわたるマスタープランに基づき、計画的で総合的な都市づくりを進め、都市の健全な発展と市民生活の安定及び生活環境の向上を図ってきた。 1993年(平成5年)9月に市会の議決を受けた「新・神戸市基本構想」は、2025年(平成37年)を目標年次とした市の最高理念である。この基本構想の実現のためのプロセスを描く「第4次神戸市基本計画」は、神戸市が同年1月17日発生した阪神・淡路大震災による未曾有の被害に見舞われてから半年後の1995年(平成7年)10月に策定したもので、同年6月に策定した「神戸市復興計画」の精神を踏まえるとともに、さらに長期を見据えた計画として策定したものである。2010年(平成22年)は、この「第4次神戸市基本計画」の目標年次にあたり、この基本計画策定から現在に至るまでの社会経済情勢の大きな変化を踏まえつつ、「新・神戸市基本構想」に描かれた都市像の実現をめざし、「第5次神戸市基本計画」が策定された。この基本計画は、「神戸づくりの指針」、「神戸2015ビジョン(重点施策計画)」、「各区計画」の3点から構成され、基本構想の実現のための基本計画として、相互に連携しながら一体的な取り組みが行われることになる。

本号では、この基本計画を策定するにあたって、審議会の委員であった方々に、これまでの取り組みをふりかえっていただき、今後の地方自治体のマスタープランづくりをめぐる諸課題について、多角的に考察する。

論文『人を「たから」にして進めるこれからのまちづくり』では、神戸市の第5次基本計画のねらいを中心に考察いただいた。「リスクに挑戦する都市へ」では、公民連携による政策実験都市の必要性を論じていただき、「都市空間計画の役割と計画課題」では、同時期に策定された「都市計画マスタープラン」との関係性と課題、「神戸2015ビジョンの政策形成にあたって」では、市民のくらしを守る視点から論じていただいた。また、特別論文として、「マスタープランから見た神戸づくりの変遷」では、神戸のマスタープランとまちづくりの歴史的変遷についてご紹介いただいた。

目    次

■巻 頭 言

・人を「たから」にして進めるこれからのまちづくり (財)神戸都市問題研究所
理事長 新野幸次郎

■論   文

・リスクに挑戦する都市へ 兵庫県立大学政策科学研究所
所長 加藤 惠正
・都市空間計画の役割と計画課題 神戸大学
名誉教授 安田 丑作
・神戸2015ビジョンの政策形成にあたって 関西大学社会学部
教授 松原 一郎

■特別論文

・マスタープランから見た神戸づくりの変遷 (財)神戸都市問題研究所
常務理事 本荘 雄一

■関連書籍紹介

実践自治体行政学―自治基本条例・総合計画・行政改革・行政評価/政策形成/希望の構想
分権・社会保障・財政改革のト−タルプラン/リハビリテーション連携論−ユニバーサル社会実現への理論と実践−

■歴史コラム

・“青い山脈”の来歴 元神戸市公園緑地部長
矢木 勉

■潮  流

口蹄疫免税法成立 /番組ネット転送訴訟/東京都青少年の健全な育成に関する条例/日銀ゼロ金利政策/インフレ懸念/SNS/第16回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP16)/ニュージーランド地震/平成22年国勢調査結果速報(神戸市)/「港都 神戸」グランドデザイン/神戸観光プラン/KOBE三国志ガーデン

■行政資料

・第5次神戸市基本計画(概要) 神戸市企画調整局

■ ご購入方法はこちら