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季刊「都市政策」第123(200641日号)  

特集 パブリックガバナンス―外部監査と外部評価―  

  昨今、@政府の財政危機、A公的部門の非効率や業績悪化、B市場重視型思考の広がり、C政府への信頼感の低下、DNPM理論の出現、などを背景にパブリックガバナンスの改革が問題となっている。その中で、外部監査制度や外部評価制度が行政を統制する手段の一つとして挙げられる。
 地方自治体の公金の不正支出などが露見する中で、従来の内部監査制度が形骸化しているという認識が広がった。かかる背景のもと、内部監査制度の充実とともに、外部監査制度の導入を定める改正地方自治法が平成10年10月1日に施行された。
 外部監査制度は、地方公共団体が外部の専門家と個々に契約して、監査を受ける制度である。  神戸市では、平成11年3月に「神戸市外部監査契約に基づく監査に関する条例」を制定し、外郭団体等を含めて、監査の範囲を最大限に拡大して実施している。
 他方、行政活動を一定の基準・視点に従って評価し、その結果を改善に結びつける手法 として、行政評価があり、全国の多くの自治体で導入されている。行政活動は政策―施策―事務事業の体系となっており、各々が評価の対象となる。
 ここにおいても、評価する側とされる側が同じでは評価の客観性・中立性は維持できないと指摘されている。それが、行政評価において、外部評価が重視される所以である。
 神戸市では、平成15年度から、事務事業について外部評価を行っている。

 本号では、「パブリックガバナンス―外部監査と外部評価―」をテーマとして、外部監査や外部評価について、その実施の実態を踏まえながら、意義や将来の展開のための課題を論じていただいた。
「外部監査の評価と課題」では外部監査による自治体統制について論じ、「自治体経営と外部評価」では、外部評価の意義や評価制度の課題、自治体経営のあり方について検討し、「外部評価の課題」では、外部評価委員会の人選・運用・目的について述べている。
また、「包括外部監査の現状と課題」では、包括外部監査制度の現状と課題を述べている。
「英国の自治体監査と検査体制」では、英国の監査・検査体制の概要・課題とそれらが我が国に示唆する点について論じている。
そして、「神戸市の事務事業外部評価」では、事務事業外部評価の導入の経緯・背景やその成果・課題について分析を行っている。


(123) 特集 パブリックガバナンス―外部監査と外部評価―     
  
目 次   


論  文

外部監査の評価と課題 高寄 昇三
 自治体経営と外部評価 伊多波 良雄
 外部評価の課題 山谷 清志
 包括外部監査の現状と課題 橘 和良
 英国の自治体監査と検査体制 武久 顕也
 神戸市の事務事業外部評価 谷口 真澄


潮   流

 IT新改革戦略
 ワンセグ
 到来した人口減少社会
 東アジア共同体への胎動
 ホームレス問題と最近の動向


行政資料

「震災10年 神戸からの発信」 「震災10年 神戸からの発信」推進委員会事務局
平成17年度 神戸市事務事業外部評価委員会報告書 神戸市事務事業外部評価委員会
「神戸市農漁業ビジョン2010」の概要 神戸市産業振興局
神戸2010消防基本計画 神戸市消防局


新刊紹介

一番やさしい自治体政策法務の本
まちづくりの新潮流
新説 市民参加
行政経営のための意思決定法
阪神大震災と西神ニュータウン


 


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