トップページヘ戻る
KIURロゴ

理事長 新野 幸次郎 巻頭言

「理事長 新野 幸次郎 巻頭言」一覧へ

神戸都市問題研究所メールマガジン「マンスリーレポート」 第64号
  2012年5月1日発行

 

 〜感動する広報が求められる〜

 

公益財団法人神戸都市問題研究所 理事長 新野 幸次郎

 
 行政や企業など組織のいかんを問わず、その活動がその組織構成員だけでなく、その利害関係者の皆さんに感動的に受けとめて頂けるとどんなに有り難いことでしょう。もし、それができれば、その組織が直面するどんな困難でも克服できる可能性を生む力になるからです。
 最近、携帯電話やITを通じての情報交換が爆発的に増えています。情報交換の場としても存在感を急激に増大させている交換サイト(SNS)の中でも大手フェイスブックなどはこの1年間で利用者が2億人強も増加して、この4月23日で全世界で9億人にも達したといわれます。これは広報の手段の変化につれて情報伝達に大変な変化が生じていることを教えてくれます。
 しかし、これだけ情報が氾濫するようになると、例えば同じ新聞でも、見るだけの紙面と読んでみようと思う紙面とに分かれ、新聞によってはただ見るだけの新聞になってしまうものまで生まれてきます。情報は流せばよいというのではなく、本当に読者が注目し、それを自分の問題として考えてみようと思う情報の提供になっていなければ必要な新聞とはいえません。すべての組織の提供する情報についても同じことがいえます。そのためには、提供される情報は読者に何らかの感動を与えるものでなければなりません。
 感動というのは、周知のように物事に(特別な意味や価値を感じ)強く心を動かされることといわれています。色々な組織が伝える広報ないし情報はいうまでもなく、事業の日程などただ提示すればよいものもあります。しかし、組織が色々な困難があっても、やりとげようと覚悟している事業については、ただ、それを行なうことを報道するのではなく、その事業に利害関係者の多くが感動し、その実現を支えようと思うようになる情報提供の仕方を工夫しなければなりません。そのためには、今迄よくあるようにただ知らせたり、お願いをする広報では駄目です。関係者が身体で感じ、その報道やお願いに心を動かせるようになる工夫をしなければなりません。色々な問題を抱えている現場で懸命に苦労している人々を実際にみて頂くとか、その生きざまや息吹きを肌で判るような報道の仕方を発見するなど、いずれにしても全く新しい報道の仕方を工夫しなければなりません。情報提供手段の激変の中で、感動する広報の必要性は益々大きくなっています。



〒651−0083 神戸市中央区浜辺通5丁目1番14号
神戸商工貿易センタービル18F

TEL 078(252)0984

FAX 078(252)0877

KIURバナー
トップページヘ戻る