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理事長 新野 幸次郎 巻頭言

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神戸都市問題研究所メールマガジン「マンスリーレポート」 第9号
  2007年10月1日発行

 

 〜 社会起業家登場の意味するもの 〜

 

財団法人神戸都市問題研究所 理事長 新野 幸次郎

 
 最近、NHKテレビや「ニューズ・ウイーク」誌や経済学関係の雑誌などでも社会起業家のことが特集され、注目されるようになりました。80年代に入ってサッチャー首相が小さな政府を目指して大幅に福祉支出を抑えたあと、その穴を埋める形で、社会性の強いサービス業を創業し、経営するようになった民間人の起業家たちのことを言うのです。
 この社会起業家は、世界一および二位の資産家といわれるビル・ゲイツやウォーレン・バフェットなどが共同して世界の貧困を撲滅する活動をはじめるようになったことでも一挙に注目されはじめました。
 わが国には、米国のような超大型財団のこうした活動はまだありません。しかし、いわゆる構造改革とも関連して福祉支出が抑制されはじめ、それを補完し、なおより有効な福祉事業をする試みが静かに拡がりつつあります。大震災はその大きなきっかけになりました。神戸の企業の中に、こうした社会起業家的行動をとり入れるものも出てきました。
 社会起業家の興隆は、同じ社会サービスでも、公的事業のときに起りがちであった非効率、顧客満足への配慮欠如などの欠陥を埋めてはくれますが、しかし、それと同時に、新しい公共の考え方、公と私とのあり方の確立を求めることになります。



 

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